木=セルロースのイメージが強いと思いますが、今回注目されたのはその次に多い成分である”リグニン”。実は木が硬いのは、リグニンが含まれているからなんです。
そのリグニンを木材から抽出する際、PEG(ポリエチレングリコール)を混ぜて改質し、熱で溶けて成形できるようにし、プラスチックの代替として扱えるようにしたのが、森林科学研究所さん。
****参考****
リグニンはベンゼン環とOH基を多く持つ高分子で、複雑に重合した分子。
(いろんな構造をまとめてリグニンと呼んでいます。)
細胞壁の間を充填し、そのOH基により細胞壁成分や細胞同士をつなぎ合わせます。
がっちりと複雑な結合で繋ぎとめているため、伸び縮みしない強固な構造となるようです。
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