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ヒト

ゴミ拾いから始まるビジネス!?—NPOレインボーフィッシュ 鎌塚裕二郎さんの挑戦—

 精力的に、多摩川の河川敷のゴミ拾いを行っている鎌塚さん。

2012年には、なんと”東京スカイツリー1個分(90L×1268個!)”のゴミを8か月で拾ったとのこと!!すごい!!

でも、何故ゴミ拾いをしているのか? NPO法人化して何をやろうとしているのか?

活動に至った経緯から今後目指す姿まで、話をお伺いしました。

鎌塚裕二郎さん

2009年 社会、環境、歴史、哲学などの幅広い分野について、勉強会サークルを発足。
2010年 勉強会の参加メンバーでJNIプロジェクトを結成。動画配信やカウンセリング等の活動を開始。
2011年 多摩川や横浜市内でゴミ拾い活動を開始。
2012年 「東京スカイツリー1個分のゴミを1年以内に拾うプロジェクト」を8か月で達成!
2013年 勉強会プラットフォーム「思考カフェ」を開始。
2014年 政治生主を集めた討論会を開催。ファシリテーションを務める。
2015年 ブレインストーミングコミュニティを開催。
2019年 自然保護活動を開始。
2020年2月 「レインボーフィッシュ」としてNPO法人化。

活動を始めたきっかけ

—(元田)かなり前から勉強会などで活動をなさっていたんですね。なにかきっかけがあったのでしょうか?

(鎌塚さん)きっかけを聞かれると難しいですが…

僕はIT業界でネットワークエンジニアをしているんですが、このIT業界って皆さんもご存じの通り、昔はかなーりブラックだったんですよね。

徹夜がかっこいい」みたいな文化もありましたし、何があっても絶対納期厳守でしたので。

しかも職業柄、ずーーっとコンピューターと向かい合って仕事をするので、心を病んでしまう同僚も多く、悩み相談に乗ることもありました。

その頃から、「働き方ってこれでいいのか?」「お金って何のために稼ぐのか?」ということを考えるようになり、「何のために生きるのか」という哲学的な想いにも発展しました。

そんな問いから、仲間を集めて色々と勉強するようになり、精神や哲学、歴史、政治、環境問題など様々なことについて学びました。

学びだすと、何か行動がしたい、という「飢え」が生まれて。物欲以外の、満たされない強い感情が生まれたんです。

そんな想いから、仲間と活動を始め、まずは勉強会で学んだことを動画配信したりしていました。

—なるほど。その行動として、今やゴミ拾いをなさっているのは何故なのでしょうか?

少ないリソースで何をしようかって考えたとき、

・お金がかからない

・世の役に立つ

・反対する人が居ない

ことをやろうと考えました。

この、「反対する人が居ない」って、意外と結構難しいですよね。

原発だって、賛成派と反対派がいる。どちらが正しいかなんて決められない。

そう考えたとき、「ゴミ拾い」って、絶対反対する人がいないですよね。

だってゴミ拾って悪い影響なんてないですから。笑

そんな流れでゴミ拾いをやることにしました。笑

ナウシカなどの影響で子供の頃から自然や動物と共生する世界観に興味があり、「環境デザイン」をしたいと考えていました。

ゴミ拾いはその土台づくりにもなっています。

NPO法人化について

—NPO法人化なさるのは、ゴミ拾いのご活動をお続けになる為なんですか?

それもありますが、「もっと活動を広げるため」です。

あくまでゴミ拾いは手段であり、自分が目指しているのは「環境デザイン」なので、今後は次のステップへ進む準備をしています。

NPO法人化して寄付金を貰えればかなり楽になります。

—自費でそこまでやるなんてすごすぎます!構成メンバーは何人なんですか?

メンバーは11人、役員は7人で形成しています。

みんな「やろう!」と言ったら集まりました。みんな好きでやっています。

—ボランティアでそこまで集まるって、本当にすごいですね。

NPO法人って、ボランティアともちょっと違うんですよ。

NPO団体は非営利団体だと思われていますが、別に利益出したっていいんです。

株式会社と違って、儲かった分を「配当」はNGですが、給料としての還元はOKです。

NPO法人に付与される助成金・補助金は基本的に国や財団から出ています。

CSRの観点から財団を形成して社会貢献する会社も多く、今後増えてくると思われます。SDGsや海洋プラスチック問題もかなりホットですからね。

レインボーフィッシュが貢献を目指すのは、SDGsのうち水質改善から豊かさに繋がる、4つの項目です。

レインボーフィッシュの目標とする項目

私たちの活動は公益性のものとなるので、クラウドファンディングなどにも挑戦しようと考えています。

出展)WWFジャパン 「海洋プラスチック問題について」

—株式会社ではなく、NPOとして法人化したのは何故なのでしょうか?

株式会社だと、「国土の中のものを自己利益にする」ことってできないんです。

だから、例えば勝手に拾ったゴミを転売するみたいなビジネスは出来ない。笑

それに対し、NPOなら「行政の代行」の立ち位置なので、こういう活動にはむしろ適しているんです。

—NPO法人化にあたり苦労したことは?

事務処理が死ぬほど面倒でした…笑

税務・法務に関する知識も必要でしたので、かなり勉強しました。

環境デザインに向けた展開

—先ほど、「”環境デザイン”に向けて次のステップへ」と仰ってましたが、どんなことをなさろうとしているのでしょうか?

色々考えていますが、そのうちの一つに

水産IoTを用いた水質管理ソリューション」というものを考えています。

—かっこいい!!さすがネットワークエンジニアですね!どんなものなんですか?

多摩川の水質管理って年に1回、300か所で行っているんですが、どうやってると思いますか?

—うーん、人工衛星とかじゃできないですもんね…

そう、現状は「手作業」なんです。 めちゃめちゃアナログですよね。

大変だから、そんなに頻繁にはできない

だからデータの推移を見ても、測定日の前日の天気などの影響もあり、まともなデータにならないんです。

そこで、「水質測定を自動化する」ことを考えました。

実は、すでにそういった技術はあります。

情報通信ユニット・センサーを組み込んだブイを浮かべて、情報を1時間単位でスマホに送信してくれるんです。養殖業者向けにNTTdocomoが販売しているもので、塩分濃度溶存酸素量PH濁度も分かります。


出典) NTTdocomo 『ICTブイ』

でも、これめちゃめちゃ値段が高い。定価でも100万円以上しますが色々カスタマイズを加えると目が飛び出るほどの高額になります。

広範囲の場所を測るには沢山のブイが必要ですから、とてもそんなに買えませんよね…。

でも、僕らの測定においては、こんなに高級なものを使う必要なんてないんです。

センサー感度ももう少し低くてもいいし、データ通信に4Gなんてリッチすぎる。その辺をコストカットして、安価なブイを作ろうと試行錯誤しています。

幸い、情報工学に精通したエンジニアと知り合うことができ、プロダクト製作は順調に進んでいます。

あとはデータの信頼性を上げるためにも、大学教授などのお墨付きや賞を貰えるように、ブラッシュアップを進める予定です。

—すごい!!近いうちに実現しそうですね!!

年内にはモック版を完成させるつもりです。

でも、「環境測定」は僕らのステージの入り口に過ぎないんです。

「見える化したその先」が僕らの勝負です。

さいごに

今までのNPO団体の概念が変わる、NPOレインボーフィッシュの鎌塚さんの活動。

単なるボランティアに留まらず、貪欲に世界を変えていく。

今後の活躍に注目です!

ライター:元田 愛実

大手メーカーに勤めながら、起業を目指して活動中です。

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